皆様をお迎えする長屋門を始め、当館創業時の建物は大正後期から昭和の中期にかけて活躍した巨匠、堀口捨己先生に設計していただきました。
先生は、東京帝国大学建築科ご卒業前後に「分離派建築会」運動を主導し、太平洋戦争までは木造個人住宅から鉄筋コンクリート造の測候所まで幅広く設計なさいました。
また、茶の湯・茶室の研究も深く、茶の湯を研究された論文「利休の茶」では北村透谷賞を受賞されました。設計の依頼がなくなった戦中はもっぱら 茶室と数寄屋の研究に没頭されたようです。
戦後、昭和天皇の愛知国体ご視察の宿所として八勝館「御幸の間」が建築されるおり、先生はその設計を任され、和風建築の代表作が誕生しました。(昭和25年)
昭和26年(1951年)に当館創業者は先生に設計をお願いし、昭和30年に完成したのが、当館「後楽」です。
本館ロビーの柱や梁は、長屋門と同じく鳥取平野随一の豪農より譲り受けたもので、その野太い風格と旅館建築に再構成した巨匠の感性を今に伝えております。
三朝温泉は八百数十年前に発見され、当時より三日目の朝を迎える頃には、どんな病も治ってしまう事より、三朝になったと言われている位良質の温泉で、 現在でも多くの方々が保養、湯治をかね三朝温泉に訪れています。
また、世界有数のラジウム温泉で、免疫力、治癒力が高まり神経痛、リュウマチ、高血圧、慢性消化器症などに効能があります。
露天風呂はご利用いただけません。
内湯はご利用いただけます。
ご迷惑をお掛けいたしますがご理解、ご了承をお願い致します。
当館の客室は3つの館があり、全室バス、トイレ(洗浄付)付きで、 竹林館は踏み込みの間と和室8畳、有隣館は踏み込みの間と和室10畳、松風館は踏み込みの間と和室12.5畳和室15畳の2タイプがあります。 展望は自然の山をお楽しみ頂けます。また、有鄰館と、松風館はワンフロアーに4室しかなく、非常に静かな造りとなっており、各お部屋の洗面台もツインタイプでゆっくりとお寛ぎいただけます。
当館のお料理は、旬の食材、地の食材をふんだんに使用した会席料理です。
地元高級ブランド、鳥取黒毛和牛、関金の地山葵、三朝コシヒカリ米(姫米)など、当地自慢の食材と日本海ならではの幸をご堪能頂けます。
当館は鳥取和牛販売指定店の登録許可を頂きました。(指定証659号)
鳥取和牛のおいしさは、和牛の産地としての伝統と良質な水に恵まれた風土、
そして生産農家のこだわりの肥育技術がその源となっています。
宿泊プランにて提供する牛肉料理は全て鳥取和牛を使用しております。